フランスワインの相場価格
フランスワインの格付け制度
フランスは、多くのワイン愛好家にとって喉から手が出るほど欲しいワインをたくさん産出している国です。
フランスのワインの歴史は古いですが、実は国によってワインに関する法律が存在するほどワイン文化が発達しています。
フランスが作った有名なワイン法、ないしは格付け制度は「AOC法」と呼ばれるものです。
この法ではワインを4段階の評価カテゴリーに分けます。最上位は「AOC」というランクですが、こちらは生産地や品種や栽培の方法などが厳密に指定されています。記載されている地域の範囲が狭くなるほど高級なワインとなります。例えば「マルゴー」などある地区の中の特定の村まで記載されているような場合です。
次点には「VDQS」というカテゴリーがきます。こちらも上質なワインで、AOCよりも規制が緩めです。3番目のランクが「ヴァン・ド・ペイ」でこちらは作られた地域名を名乗れます。最後に「ヴァン・ド・ターブル」です。特定の地域名ではなく「フランス産」とまでしか言えません。
これがAOC法の格付けですが、実は2009年からACO法ではなくAOP法が制定されています。そのため、今後はこちらが主体となってくるでしょう。
AOC法と違いAOP法だと評価カテゴリーは3つになっています。一番上は「AOP」で特定の場所限定の上質ワインです。2番目が「IGP」で地域名を記載できるワインです。最後が「ヴァン・ド・ターブル」で、こちらは地域表示ができません。
フランスワインはピンキリ
フランスワインの値段は安価な物から非常に高価なものまで値段の幅がかなりあります。一般的によく食卓にのぼってくるようなワインは「テーブルワイン」と呼ばれていて、1,000円前後でも手に入れることができます。
一方高級なワインであれば100万円の値がつくこともあります。例えばブルゴーニュ地方の中でも最上級ワインの一つである「ロマネ・コンティ」はそれくらいの値段がすることもあります。
しかしここまで払わなくても、フランスワインは3,000円以下のものでも十分良いものが楽しめます。
デイリーワインであれば1,000円前後で十分
ボルドー地方の5大シャトーのワインのように良質なワインをいつでも飲めたらいいですが、なかなか高級ワインには手が出ないのが多くの人にとっての現状です。しかし普段飲むデイリーワインの場合、高級ワインでなくても十分美味しいものを味わう事が可能です。
ワインに相当詳しいワイン通は別として、料理と一緒に味わうものであれば1,000円~2,000円程度で十分です。味の好みは個人によってだいぶ異なることもあるので、まずは色々な種類を試して自分の好みのニュアンスを探してみましょう。
まとめ
フランスワインは国によって格付けが行われるほどワイン文化が深いものです。格付けが高いものは当然高級ワインとされて値段も高くなります。また作られる年や熟成度によっても値段は変わってくるでしょう。
しかし安価なワインでもデイリーワインとして美味しく味わえるものはたくさんあります。まずはいろいろな種類にチャレンジしてみて、自分の舌にマッチするものを見つけてみましょう。
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