メルローの特徴
メルローとは?
ワインを作るためにはぶどうが必要ですが、ぶどうの中でもワインに適したぶどうというものがあります。
生食ではそれほど味わいのないものでも、ワインにすると風味が格段に良いものがあります。
ワイン用のぶどうとして有名な品種はたくさんありますが、よく赤ワイン用のものとして名前が挙がるのが「メルロー」です。
あまりワインに詳しくないとしてもメルローという名前はどこかで聞いた事があるという人も珍しくはないでしょう。メルローは、世界でカベルネ・ソーヴィニヨンに次いで多く栽培されている品種と言えます。特徴をいくつかあげてみると、まず見た目は落ち着いた黒紫色をしています。粒はそこそこに大きいです。
またカベルネ・ソーヴィニヨンよりも渋みは少なめです。果実の味がしっかりしていてふっくらした味わいが特徴です。果肉は厚く香りも高く立ち、酸味はそれほどありません。
ワインと言えばタンニンの渋み、つまり収斂感が特徴ですが、メルローワインはそこまで強くはないので、渋みが苦手な人にも親しみやすい品種になっています。
メルローの産地
メルローはどこでも作りやすいという特徴があります。寒い地域でも栽培可能なので世界中で作られている品種です。日本では長野県で作られています。しかしもともとはボルドー発祥の品種です。
「カベルネ・フラン」の血を受け付いているので、同じくカベルネ・フランから由来しているカベルネ・ソーヴィニヨンとはいわば親縁関係にあります。
他の有名ブドウ品種である「マルベック」とも近縁関係にあります。一見全く違うぶどうの品種のイメージがあるかもしれませんが、これらの有名品種は同じ系統に属していると言えるでしょう。
メルローに合う料理
メルローはまろやかなニュアンスのあるワインなので、料理に合わせるとしたら肉料理、なかでもあっさりめのものに合わせると楽しみが増えるでしょう。使う肉の種類はやはりあっさりめという事で鶏肉がマッチします。
しかし限定する必要はなく、生ハムと合わせても良いですし、実はパスタなどにも付け合わせる事ができます。米料理にも合いますので、色々なシーンで出してみても良いでしょう。
まとめ
メルローはカベルネ・ソーヴィニヨンとは兄弟関係にあるようなワインですが、ボルドー原産の重みのあるワインです。
しかしカベルネ・ソーヴィニヨンよりも渋みは抑えられているため、少しまろやかな口当たりを欲している場合にはメルローを選んでおくと良いでしょう。
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