ワインのラベルの見方

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ワインのラベルの見方

フランスワインのラベルってどう見るの?

ワインのラベルの見方

スーパーなどに行ってワイン売り場に行くと、実に多くのワインがあることに気づきます。

 

ワインのボトルの形も種類がいろいろですが、そこに貼ってあるラベルも色々です。

 

ラベルをしっかり読めたらとてもオシャレですが、ラベルは一体どう見ればいいのでしょうか?

 

統一的な見方があるわけではありません。ワインの種類同様、ラベルの種類も色々です。ではフランスワインの代表的なラベルの見方について説明しましょう。

 

ラベルの表記はばらばらなため、あくまでも一例にすぎませんが、ラベルにはおおよそ銘柄の名前、原産地の名前、AOC表示(2008年まで。2009年からはAOP表示)、生産年(ヴィンテージ)、アルコール度数、原産国、生産者、そしてぶどう品種などが表記されています。

 

すべてのラベルにこれらの表示があるかは場合によって変わります。原産国やヴィンテージについては分かりやすいかと思います。銘柄については任意となっているのであまり気にする必要はありません。

 

見ておきたいラベルのポイント

ラベルで見ておきたいのは原産地やAOC表示です。原産地はフランスでいえば例えば「Bordeaux(ボルドー)」や「Bourgogne(ブルゴーニュ)」「Alsace(アルザス)」などがあります。これらはどこでそのワインが作られたかを示す表記です。ボルドーやブルゴーニュと一口に言ってもその種類は様々なのでこれだけでワインの是非を言ったり風味を予測することはできません。

 

しかし、原産地が分かると大まかな特徴を理解する事はできます。例えばボルドーワインは赤ワインであればカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといったぶどう品種が使われている場合があるとか、ブルゴーニュであればピノ・ノワールが使用されているかもしれないといった具合です。

 

またAOCまたはAOP表示に関しては、そのワインの質のレベルを測る重要なポイントです。これらはフランスのワインの格付けの表記です。AOCの場合は4段階の格付けがあり、AOPの場合は3段階になっています。AOCの品質の一番良いものはAOCのカテゴリーに、AOPの場合はAOPのカテゴリーに入ります。

 

上質なワインを飲みたいのであれば、このAOCやAOPの表示に注意する必要があります。

 

AOCやAOPの表記の仕方

AOC表記の場合は「APPELLATION BORDEAUX CONTROLEE」という感じで、「APPELLATION」と「CONTROLEE」という言葉に文字が挟まれた感じで表記がされます。この場合はボルドーと書いてありますが、これはボルドー地方のワインという意味です。この間の部分には他に地区名や村名などが入ってきます。

 

AOP表記の場合も似た様な書き方になります。広さが狭い表記になるほどそのワインは高級ワインということになります。野球で言えばプロ野球という枠組みの中の巨人という有力チームの1軍のレギュラー選手といった感じです。同じ巨人には2軍がいるわけですが、やはり2軍より1軍選手の方が花形です。このようにワインにもAOCやAOPを使った格付けが存在します。

 

まとめ

ワインボトルを見るといろいろなことが表記されたラベルが貼ってあります。ラベルを見れるようになるとワインの楽しみはさらに深まります。また、ラベルにはそのワインを判断するための情報がいろいろ含まれています。特に生産地については注目です。

 

そこを見ればどの地方のどの地区のどの村で取れたかなどが分かり、その場所の特徴と合わせてワインの質や特徴が見えてくるからです。

 

またヴィンテージもワインの個性を知る手掛かりとなります。最初は少し難しいですが、ラベルの見方を覚えてワインをさらに楽しみましょう。

ワインのラベルの見方

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