ワイングラスごとに変わる味と香り

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ワイングラスごとに変わる味と香り

ワイングラスは重要?

ワイングラスごとに変わる味と香り

ワインを飲む時に重要なことは何でしょうか。

 

まずはワイン自体の品質です。

 

どういう名目で飲むのかにもよりますが、デイリーワインとしてではなく何かの記念で飲むような場合、ワインはそれなりに上質なものを選ぶべきです。

 

また飲む時の温度にも気を配る必要があります。赤ワインであれば14度~17度くらいを目安にすると良いでしょう。

 

白ワインであれば5度~12度くらいの幅を目安にしましょう。もちろん前後に多少の幅はあっても問題ありません。赤ワインや白ワインにも種類があるので、使われているぶどうの品種などによっても変えてみましょう。

 

他にも重要なポイントがあります。それはワイングラスです。ワインがよければグラスはなんでも良いと思うかもしれませんが、実はグラスはとても重要なのです。

 

実は緑茶に関しても言えることですが、どのグラスで飲むかによって香りや味は変動してくるからです。グラスによっては香りがより立ったり、酸味や渋みに感じ方に影響が出たりします。そういったことから、グラス選びの重要性が伝わるのでは無いでしょうか。

 

グラスによって変わる香り

グラスの形状で有名なのはボルドータイプとブルゴーニュタイプです。

 

ボルドータイプはおそらく多くの人が目にするオーソドックスな形のグラスです。飲み口から足にかけての曲線はわりとシャープな感じになり背が高めなのが特徴です。

 

一方ブルゴーニュタイプは全体的にもっと幅広でお尻部分のボリュームがあります足のすっきりしたシャープさとトップの丸みが対照的な美しいグラスです。

 

ボルドータイプのものはわりとボディがしっかりしたワインに合います。ブルゴーニュタイプはボディがボルドーのものよりもライトなものに向いています。

 

ブルゴーニュグラスは幅広なのでワインが空気に触れる部分が多くなり、その分香りが引き出されるようになります。そのうえ、包み込むようなフォルムなため、香りが逃げにくいのです。

 

ボルドータイプのものは背が高いので、わりとアルコールの揮発性が高いボルドーワインの香りをちょうど良い距離感で感じることができます。

 

グラスによって違う味

グラスの違いは味の違いももたらします。私たちの舌には様々な味を感じる部位があって、それぞれ場所によって感じるものが変わります。

 

ワイングラスの形によって、グラスを傾けた時にどんな幅でワインが舌の上に流れ込むか、言い方を変えると最初に舌のどの部分に触れるかによってそのワインのニュアンスの印象が変わってくるのです。

 

ブルゴーニュタイプだと幅が狭く流れ込むので舌の先端が触れます。ブルゴーニュワインは酸味が強めですが、舌の両サイドが酸味を感じる部分であるため、この飲み口がちょうどよいのです。

 

ボルドーは幅広く流れ込みます。つまり舌全体にバランスよく触れる味わいになりボルドーワインに合った飲み方になります。

 

まとめ

ワイングラスの種類は様々ですが、これは単なるデザインの問題ではなく、香りや味の違いをもたらす要素となります。そのため、飲むワインがどの産地のものか、どんなボディのものかによってワイングラスを選択する事は重要です。

 

グラスも安いものも高いものもありますが、まずはお手頃なものを揃えて味わいの違いを見てみましょう。

ワイングラスごとに変わる味と香り

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