ワインのアルコール濃度はどれくらい?

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ワインのアルコール濃度はどれくらい?

ワインのアルコール濃度って高いの?

ワインのアルコール濃度はどれくらい?

アルコールには実に様々な種類があります。

 

日本酒、ウイスキー、焼酎、ラム酒、ワインなどたくさんあります。

 

どれも風味に特徴があって楽しいものです。

 

ところでアルコール類の中でワインは度数の割合でいうと、どれくらいのレベルでしょうか?

 

実はワインのアルコール度数には幅があります。どれも同じ数値を示すわけではありません。一般的にはワインは白ワインであればだいたい度数が7度~14度くらいの幅を持つと言えます。赤であれば11度~14度くらいです。もちろんこれは大まかな平均値であって、それぞれのワインのアルコール濃度にはバリエーションがあります。

 

フランスワインで有名なブドウ品種である「シラー」を使ったワインの場合、アルコール度数は高めになる傾向があります。アルコールというのは糖度から変化したものです。この点シラーは日射をたくさん浴びて糖分をたくわえやすいので、その分アルコール濃度が高くなるというわけです。

 

一方糖度が低めのぶどう、例えば日本の甲州といった品種は度数が低めになります。

 

製造工程によってワインの度数が影響される?

純粋に糖度とアルコール濃度に関係だけを見れば、度数が高ければ濃度は高くなることになりますが、実は製造工程いかんでは必ずしも糖度だけで濃度が変わるわけではないことが分かります。

 

例えばアルコール発酵が行われている途中でプロセスをやめてしまえば糖分がそのまま残り、濃度が7%程度と比較的低めの甘口ワインが出来上がります。

 

そのため、ぶどうの品種がワインのアルコール濃度の絶対的なものさしになるわけでは無いのです。

 

赤ワインと白ワインの濃度に違いはある?

上記のように赤ワインと白ワインとでアルコール濃度に著しい違いがあるわけではありません。どちらも似た濃度帯を持つワインとなります。しかし一般的には、そして官能的には白ワインの方がアルコールが低いと感じることがあるのも事実です。

 

これには赤ワインが辛口のものが多く、白ワインには甘口のものが多いという傾向が関係してくると言えます。白ワインの製造工程ではわりと発酵が止まりやすいという特徴があります。そのため、白ワインには甘口が多いのです。

 

一方赤ワインにはタンニンの量が多く渋み感がより強いという特徴もあります。このように、白ワインの方が濃度が低いというイメージは飲み口の違いから生まれやすいと言えます。

 

まとめ

ワインはアルコールの濃度に幅がある飲み物です。ライトなものであれば7度ほどのものがありますし、14度ほどの濃度を持つものもあります。

 

また濃度の官能的なとらえ方は甘口や辛口といった飲み口の違いにも影響されます。そのため、実際の濃度と感覚的な濃度に違いがあることも少なくありません。

 

いずれにしてもアルコール濃度を意識しながら、節度ある飲酒を行って、ワインの風味を理性的に楽しむようにこころがけましょう。

ワインのアルコール濃度はどれくらい?

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